今まで

自分の親が 

なんのお金の心配もさせず

好きなことなんでもさせてくれ

行きたい学校に行かせてくれ

欲しいものは買ってもらい

我慢なんてなかった

東京での正社員を辞め

いろいろ狂った人生で

厳しい現実にぶち当たる

自分がしてもらえたように

してあげたかった

悔しい 

恥ずかしい 

未熟なわたし

どうしてこんなにも

深い愛情で包んでくれるのだろう

夫婦はいろーんなことがあって

当たり前

だから今すぐ決めなくていい

2~3年はこのまま、このままで

急いだらいけない

今は甘えなさい

心と身体を休めなさい

そうしないと

決まる仕事も決まらない

そして今日みたいに

これからも中島に休みに来なさい

いつでも来なさい 

何度確認しても

大丈夫、おばさんを信じなさい

おばさんを信じなさい

それしか言われなかった

そして

食べるとみんな幸せになるおはぎを

お腹いっぱい、食べさせてくれた

現状は変わらないのだけれど

わたしの心は軽くなり

薬も飲まず

夕飯を食べ  

睡眠薬なしで眠れた    

左胸の痛みと腰痛が

軽くなっていた